ヨシダタロウ 宮内庁御用達の歯科医療総合商社

Interview開業インタビュー

INTEVIEW 01

資金なし、人脈なし、ノウハウなし…

「ないないづくし」の
私でも実現できたワケ

横浜アルティマ歯科、大宮アルティマ歯科
理事長 石井宏昌
Q.
開業前はどのようなキャリアを歩まれたのでしょうか。
A.
私自身もともと、インプラントとか、審美について関心が強かったので、その分野に強い歯科医でノウハウを学びながら働いていました。じつは実家も歯科医なんですが、あるとき、父親の跡を継ぐかどうかの話になったんです。一度は私が継ごうかな、とも考えたんですが、結局、兄弟の別の者が継ぐことになりました。その直後くらいですかね、私が結婚をしまして。それを機に妻が持つ医院で働く流れになります。だから正直に言ってしまうと、はじめから「開業したい!」っていう志ではなかったんですよ。
Q.
意外にも、当初は開業を意識していなかったんですね。するとどんなきっかけで志したのでしょうか。
A.
妻の医院を手伝いながら、合間に美容外科の歯科で働き始めたのが開業のきっかけですね。そこに通う患者さんが、みなさん本当に深刻な虫歯で悩んでいる人ばかりだったんですよ。「え!? これどうやって治療しよう……」って一瞬戸惑うような状態だったり、一刻も早く治療しないといけないけど時間の都合が全然つかない人とか、いろんな事情を抱えてやって来るんです。
その美容外科は、審美に強くて、短期集中でしっかり治療できるノウハウを持っていました。私自身も働いてみて、すごく自分に合っている場所だなって感じたんです。結局、6年間働きましたね。その美容外科には20~30人くらいの先生がいるんですが、私も一生懸命働いて、患者さんから一番人気を集める先生までのぼりつめました(笑)。
Q.
人気の先生になった「秘訣」をぜひ教えてください!
A.
秘訣は「初心を忘れない」ということですね。これは、今でも大切にしている部分です。
どういうことかというと、少し話はそれるんですが、私はもともとラジオのパーソナリティに憧れていたんです。小学生のころから、ラジオっ子で。もう夢中になって聴いてましたね。ほら、ラジオから流れる声って素敵じゃないですか。「どんな顔の人が話しているんだろう」って。そんな想いを馳せながら、将来の夢をふくらませていたんです。
だから歯科医になっても、コミュニケーションには人一倍気を遣っていました。 患者さんと接するときも、専門用語は極力使わない、話すスピードはゆっくり、患者さんの悩みを最後までしっかり聞く。これってとても大切だと思うんです。もちろん時間に追われる立場ではあるんですけど、相手の不安に寄り添うことのほうが一番ですよね。
すると患者さんからも、「次も石井先生にお願いしたいです!」とおっしゃっていただくことがどんどん増えていったんです。

もともとラジオパーソナリティに憧れていた石井氏。コミュニケーションに関しては、患者さんに寄り添うことを第一にしている。

Q.
せっかくナンバーワンをつかんだのに、あえて「開業」という険しい道を選んだのですね。
A.
美容外科で患者さんから得られた「信頼」が、私にとっての「自信」につながったんです。
「よし、ここで培った技術をもっと広く患者さんに還元する環境をつくろう!」。そんな思いが強くなって、開業を決意しました。43歳のときですね。
……ただ、ここからが苦難のはじまりですよ。ぶっちゃけると、手持ちの資金なんてまったくなかった。どれくらいかというと、桁がひとつ足りないレベル(笑)。しかも誰に頼ればいいかわからないし、ノウハウもないから全然イメージがわかないんです。
Q.
「ないないづくし」だと、もはや何から手を付けていいかわからない状態ですよね……。そんななか、弊社を知っていただくきっかけはなんだったのでしょうか。
A.
妻の紹介だったんです。妻の医院でお世話になっている御社の営業さんがとても素晴らしいということで、紹介してもらいました。営業さんには恥を忍んで正直に話しましたよ!「お金ないんですが、私でも開業できますか?」って(笑)。
まず開業資金については、政策金融公庫から無担保上限まで融資してもらい、なんとか集まりました。とはいえ潤沢にあるわけではないですし、細かい部分、たとえば内装のディテールまでこだわることはできませんよね。 ただ、私はどうしてもレントゲンだけは良いものを導入したかったんです。長く使うものですし、そこはきちんと営業さんに意思を伝えました。結局レントゲンだけで、集めた資金の半分近くを費やすことになるんですけどね(笑)。

2022年の移転でリニューアルした横浜アルティマ歯科。診察室の中央には、収納什器がある。動線の役割もあり、人の行き来をスムーズにしている。

Q.
今だから言える笑い話ですが、営業担当も「なかなか大変な予算だった…」と言っていました(笑)。
A.
ははは(笑)。でもね、ヨシダタロウさんの本当の実力はこれだけではないんですよ!
そのあと残った資金の活用は、営業さんにお任せすることにしたんです。すると、その他の機材の確保や値段交渉など、いろんな業者を奔走してくれました。残り少ない資金で、新品や中古品を織り交ぜながら、内装まで完璧に整ったんです。魔法か、奇跡かと思うくらい(笑)。
ヨシダタロウさんって、夢に向かって一緒に進む「伴走者」なんだと感じましたね。単に「歯科医と業者さん」にとどまらないんですよ。全力で応援したいんだ!っていう熱い想いにあふれてます。
Q.
弊社をそのように評価いただき光栄です。せっかくですのでもう少し踏み込みますが、他社の開業支援サービスとの違いはどこにあると思いますか?
A.
もし他の業者さんで開業支援を依頼した場合、定型というか、パッケージングされたプランを提示されるだけっていう場合もあると思います。しかも私には手が出ないような見積りだったりすることもザラですし……。
でも御社の場合は、予算、不動産、スケジュール、機材調達などすべての行程を丁寧に進めてくださるんです。私のようにハンデを持つ顧客でも大切に接してくださいます。他社だと、足元を見るような応対が見え隠れすることも、ね?(笑)。

特設したオペ室には、マイクロスコープ、オペライトを導入した。

Q.
最後に、もし弊社を別の歯科医におススメするとしたら、どんなポイントが“推し”でしょうか。
A.
困っているときに、いちはやく察知したり、寄り添ってくれるところですね。たとえば、材料が足りなくなるタイミングで、「足りてますか?」っていつも気にかけてくれます。 ……少し恥ずかしい話なんですが、ある年、医院がピンチを迎える局面があったんです。経営者って、不安を吐露とろする相手が少ないじゃないですか。でも私は営業さんを「相棒」と慕ってるから、つい悩みを打ち明けちゃいますよね(笑)。そんなときも、「先生なら大丈夫ですよ!」っていう言葉をかけてくれました。心強かったですよ。資金繰りが厳しいときも、嫌な顔ひとつせずに、リーズナブルな機材で済むようなプランを用意してくださったり。
これから開業したいと考える方も、さまざまな事情を抱えていると思うんです。私のようにお金がない、あるいはできるだけ早く開業したい、内装にこだわりたいとか。ヨシダタロウさんの魅力は、そういった想いを実現するための「手札」がたくさんあるところですよね。しかも、本当に真摯に向き合ってくださる。これは、営業さんの素晴らしいところだし、ひいては御社の方針の賜物だと思います。
私のクリニックがここまで発展できているのも、物心両面から力強く支えてくれたおかげだと思っています。

大きな窓を備えた殺菌ルーム。あえて患者さんの動線上に設置したのは、作業風景をオープンにすることで安心して受診してもらうためのアイデア。

本日は、貴重なお話をありがとうございました。
  • 横浜アルティマ歯科、大宮アルティマ歯科 理事長
  • 石井 宏昌いしい・ひろまさ
  • 2006年、神奈川歯科大学卒業。おおとの歯科クリニック、イシイデンタルクリニック、大手美容外科(歯科)を経て、2018年に横浜クリニック歯科(現・横浜アルティマ歯科)を開設。2023年、大宮アルティマ歯科開設。

Interview開業インタビューアーカイブ

INTEVIEW 02
  • おざわデンタルクリニック 院長
  • 小澤 大輔
Read More
INTEVIEW 01
  • 横浜アルティマ歯科、大宮アルティマ歯科 理事長
  • 石井 宏昌
Read More

Recruit

採用情報

ヨシダタロウでは、共に働く仲間を募集しています。

Contact

お問い合わせ

製品・サービスに関するご相談など、お気軽にご相談ください。